神田明神資料館
江戸祭礼文化講座
江戸天下祭・神田祭と
山車人形・熊坂長範
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かつての神田祭は江戸幕府公式の年中行事の一つとして「天下祭」と称され、非常に多くの「山車」が氏子の町より出されていました。その中でもとくに有名な山車の一つに連雀町より出された熊坂長範の山車人形がありました。多くの浮世絵にも描かれた現在、江戸時代に製作された頭部をはじめこの山車人形が神田明神に保存されています。
本講座では実際の熊坂長範の山車人形を会場に展示し、日本の人形文化に造詣の深い是澤博昭先生により江戸時代の神田祭の歴史を紐解きつつ、山車人形の歴史的な価値を知っていただきます。
昨年、スウェーデン民族学博物館より明治17年(1884)の神田祭古写真が所蔵されていることがわかり、そこに熊坂長範の山車も写されていました。
江戸の山車祭として行われた神田祭の姿を見られます。スウェーデン国立世界文化博物館学芸員・ヤンセ・ヘルガ氏もオンラインで参加していただきます。
日時
令和7年4月12日(土)
13時30分 開場
14時00分 開講
13時30分 開場
14時00分 開講
場所
神田明神文化交流館地下1階・EDOCCO-STUDIO
登壇者
- 是澤博昭先生
- 大妻女子大学教授。大妻女子大学 博士(学術)(博人乙18号)。
日本の人形文化研究者で、各地の山車人形の調査も手がけている。
単著に『青い目の人形と近代日本 渋沢栄一とL・ギューリックの夢の行方』(世織書房、平成22年)、『日本の雛人形 決定版 江戸・明治の雛と道具六〇選』(淡交社,、平成25年)、『子供を祝う端午の節句と雛祭』(淡交社、 平成27年)、『六義園・柳沢家の雛祭 『宴遊日記』にみる江戸の人形文化』(ミネルヴァ書房、令和2年)等。
オンライン参加
- ヤンセ・ヘルガ氏
- スウェーデン国立世界文化博物館学芸員。
スウェーデン出身。令和2年(2020)に筑波大学で博士号を取得。
令和2年(2020)から5年まで日本学術振興会外国人特別研究員として、東京文化財研究所でポスドク研究。ユネスコ無形文化遺産保護条約においてFacilitator国際ネットワークのメンバーとなる。
定員
100人
聴講料
1000円(資料館拝観料含む)